2留大学生(元)の考えている事

1浪・1留はたくさんいても2留以上は滅多にいない。珍しいこの存在がどんな事を考えているのか。

引きこもり、不登校、出社拒否の前兆はあるのか?

結論から書くと引きこもりも不登校も出社拒否も「行くべき場所に行けない」と言う現象の訳だがこれには"直接的な下位互換"が無いので、間接的な前兆をキャッチしなければ予防は難しい。

"直接的な下位互換"が分かりにくいと思うので例えて見よう。電車やバスに遅れそうになっている人が走りだすも20m位で息を切らしながら歩き出した、このような光景は見た事あると思う。その時に思う事は「彼は体力が無いから途中で歩いたんだな。」だと思うがなぜそのように考える事が出来たのだろうか?それは走る→歩くへの移行を観察したからである。「走る」と言う行為には「歩く」が下位互換(前段階、後方互換等々)として存在するので、精神的な疲労、足の怪我、既に走り過ぎ等で走る事が出来ない場合は歩く事になるので、それを観察して「彼は体力や足に不調が出ている」と第三者がすぐに分かるのだ。もちろん杖を使って歩いている高齢者の場合は走る→歩く→杖を使い歩くの存在を知っているから、他の人は歩く事が出来ているしこの高齢者も歩いていたのだろう、しかし今は杖を使って歩いてるので足が不調なのだろうと考えられる。

食事だってそうだろう。ラーメン小、中、大、特大とあって普段は特大を頼んでいる人が数回続けて中を注文していたら体の不調を考えるだろう。これは先ほどの走る→歩くと違い、全くの赤の他人には判別できないが少し関係を持っているならすぐに分かるはずだ。

このように人の行動には分類がありその中で下位互換と言うべき行動も同時に存在している。"直接的な下位互換"がある行動の系列の場合は普段の行動と下位互換の行動の比率が崩れてきたら注意を向ける必要があるとすぐに判断できる。しかし、引きこもり等の場合は上半身だけ学校に行くとか、脳みそだけ数学の授業を受けてる等の下位互換は無いので気づいたら引きこもり状態になってしまい、しばらくどうしようも出来ない事になってしまう。

"直接的"が無理なら"間接的"をキャッチすれば良いのだがこれだって難しい。徐々に無断欠席が増える、食事が大幅に増減する事で体格も変化する、風呂に入らなかったり酒を飲み過ぎて全身臭い、言葉遣いが変化する等の間接的な前兆はたくさんあるが、これに全て当てはまるどころか1つだって当てはまらないままに職場や学校から突然いなくなる事も多いからだ。そうなると他人による引きこもり予備軍の発見は意外と難しいと言う結論になってしまい唯一予備軍を発見できそうな存在は本人だけになってしまった。そして、その本人すら自分が何を考えてるのか分からない、何故か体が動かないみたいに病状を無意識に隠してしまい本人にすら発見出来なくなる事も当然ある。

何だか残念な結果になってしまった。だが、低確率でも予備軍を発見できる方法は絞り込めたから良いのか?